9月11日〜13日 地域おこし協力隊員研修@千葉 

こんにちはこんにちは石川です。
すっごく久しぶりのブログ更新!もっと更新しないとですね。

さて、今回は9月11日〜13日に千葉で行われた、
地域おこし協力隊員の研修についてご報告します。

<地域おこし協力隊とは?>
「地域おこし協力隊」とは、総務省が行っている事業。
都市圏の人間の「田舎に住みたい」「地域社会に貢献したい」といったニーズと、
過疎地の「人材不足」という問題を解決する手段として、
都市圏の人間に最高3年間給料を出し、各地域に送ります。
いまでは全国に約300名おり、定住率7割の総務省のヒット商品なんだとか。
(地域おこし協力隊員が主役のドラマ、『遅咲きのヒマワリ』 がスタートするそうで、
総務省の人もちょっと自慢げ。)

私たちIFJのメンバーは、町長付きという肩書きで、
ドラマのような地域おこし協力隊としての活動とは全く違いますが、
地域おこし協力隊の補助金によって津和野町に来ているため、
今回の千葉で行われた研修に参加しました。
市町村アカデミー@千葉県。久々の関東。
<研修内容について>
対象は、地域おこし協力隊員になってから1年未満で、約70名が参加。
就任2週間の人もいれば、私たちのように半年の方もいました。
男性が6割ほどで、20代後半〜40代前半が多かったように思います。
大学を卒業したばかりの方、ロシアで命をさらすような経験をした方、
オーストラリアで働いていた方など、いろいろな経歴を持つ方ばかりでした。

研修では講義とワークショップが行われ、
地域おこし協力隊員の役割について再認識しました。
ワークショップは班ごとにわかれて架空の地域を設定し、
地域課題に対して3年でどう対処するかを考えました。

たとえば、単にイベントを開けば解決!ではなく、
イベントを開くための課題もたくさん想定されます。
(長老がなかなかやりたがらなかったり、どうやって地域の人を巻き込んでいくのか…)
どんな一歩から始めるか、(おばあちゃんの漬け物をおいしい!っていうことなど)
小さな課題をたくさん想定するためのワークショップでした。
模造紙にストーリを書き込む
カードを引いて、架空の地域を想像
徐々に出来上がってきます
晩ご飯を食べて休憩!
最終日には各班がどういったストーリーを描いたのか、各班が発表しました。
石川が所属してた9班は座長が発表してくださいました。

福井の班は演劇風に発表してなかなかおもしろかったのですが、
石川もエキストラとして参加したため、残念ながら写真はありません…
翌日、座長による発表
9班のみなさま、ありがとうございました!
ワークショップは架空の地域でしたが、
現場で考えていく手法としても、参考になりそうな点がいくつかありました。
強みや弱み、人材を可視化して配置するのはよいなぁと思いました。


<各地の地域おこし協力隊員が抱える悩み>
ワークショップの中や、交流会で地域おこし協力隊員の方々と話すと、
みなさんが抱えている悩みは似通っていました。
自治体によっては、地域おこし協力隊を受け入れた目的が曖昧なため、
草刈りなどの地域の方の生活のニーズの高いものを優先的に行うことになり、
自分のやりたいことができない、スキルが活かされない、
と感じている人が多かったです。

IFJの4人は、役場の担当の宮内さん・東京の林さん・佐々木さんがいらっしゃるので、
同じような悩みは感じていないですね。
津和野において、
津和野の方に頼まれてできる範囲のことはやるし、無理なことは無理だと断っています。
自分たちのバランスを振り返るきっかけになりました。

<再考・地域おこし協力隊とは?>
地域に人を入り込ませるきっかけとして、
「地域おこし協力隊」という制度自体は良いと思います。
ただ、単なる「自分探し」の3年に終始してしまうのか、労働力となるのか、
3年後協力隊員はどうするのか、労働力としてあてにしていた自治体はどうするのか…
ただの一過性にならないために、
協力隊員・自治体双方をフォローする仕組みは必要だなぁと感じた研修でした。

今回の研修では各地の地域おこし協力隊とつながることができたので、
これからも情報交換をしていきたいと思います。


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