フットパスプロジェクトについて

こんにちはこんにちは石川です。

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします!

更新が遅くなりましたが、いつも熱心に読んでくださっている方、
ありがとうございます。

冬の味覚、猪のさしみを頂きました…!!!

さて、年始ということで、
いままでの歩みをブログから振り返ってみたいと思います。
まずは、「フットパスプロジェクト」について。

<そもそもフットパスとは?>
4人が共通の課題としてとりくんでいる、町の観光活性化のためのプロジェクトです。

津和野に訪れた人に「町歩き」をしてもらうためのきっかけとして、
観光マップの作成を行っています。

通過型の観光を滞在型へと変えるため、
市民ガイドが町を案内し、
滞在型の観光として成果を残している「長崎さるく」を先行事例としました。

長崎を訪れたときの記事はこちら→6月13日〜14日 長崎視察


「長崎さるく」を経験しておもしろかったところは、
・地元の人しか知らないようなところを教えてもらったこと
・「〇〇さんのおすすめ」という主観があったこと
・歴史だけでなく、町のちょっとしたおもしろいことや生活を教えてもらったこと
・ガイドの数だけコースがあるという多様性
でした。
まちあるき体験中
長崎の町並み
他にも、週末個人的に小倉へ行き、
長崎でお世話になった田中さんの紹介で、北九州でまちあるきを企画しているNPO北九州タウンツーリズム(http://www.ktq-tourism.jp/)の方々や、ガイドをしている大学生ともお話ししました。


<津和野でやるには?>
長崎は市民有志がガイドとなって活動していましたが、
津和野はそれぞれの商店が忙しく、商店の方がガイドになることは難しい。
また、ガイドも高齢化で人数が少なくなってきたという事で、
長崎のようなガイドを行う事は、今の段階では難しいと判断しました。

そこで、ガイドの役割をマップに与える事にしました。

1年で形にしないといけないという期限の制約から、
4月に出会い、私たちに共感してくださった町の方にお願いし、
「つわ乃燈火会」を結成。
何度も「まちあるき」を重ね、
たくさんある津和野のよいところの中から、それぞれテーマを決めて、
マップの形にしてきました。

夏頃にやっと素材が集まり、デザイナーの方にお願いをし、
「見やすさ」にこだわったマップを作成してきました。
おすすめなところを、案内中。
地図にぺたぺた。
<10月に仮版完成>

10月にマップの仮版が届いて以来、調整を重ねていました。

試作の段階で、自分たちの大学の知人など、津和野を全く知らない人に使ってもらい、
どのように使われるか、なにが見づらいかなど、ヒアリングを行いました。

歩いてもらった感想だと…
・普通のガイドには載っていないようなルートを歩くのがよかった
・まちで出会った人ひとりひとりが魅力的でもっと話していたかった
・裏通りのさびしさが魅力的
などなど。
道を聞くきっかけにも。
一方で、
・目印がなく、場所が分かりづらい
という声もありました。

そこで、地図のデザインをお願いしている方と、
見づらい箇所をどのように表記してもらうのがよいか、ミーティングをしました。
内容にも改善・修正を加え、いまは再調整を行っています。
マップデザインミーティング中
お披露目ができるのは、まだ先のことになりそうですが、
少しずつ形になってきたなぁというところです。