9月23日 なよし農業小学校

こんにちはこんにちは、石川です。
さて、9月23日はなよし農業小学校がありました。
写真多め、文章少なめでお送りします。

彼岸花が綺麗な季節となりました
今回は、5月に植えた餅米の収穫と刈り取りが終わった田んぼでの運動会でした。
金色の稲穂
稲刈り開始
鎌に気をつけながら、稲刈り。
みんなで刈ると、あっという間!
刈った稲を置きます
天日干し
わらで結びます
スタッフの人に習って、作業中

お昼ご飯は、予め農業小学校のスタッフが刈り取った新米と、
なすの味噌田楽、うめぼし、うりとメロンのビール漬け、梨、
かぼちゃのお味噌汁と、新米が主役のおいしいお昼ご飯でした。

スタッフ料理部隊
茄子を素揚げ中…。
かぼちゃのお味噌汁、こぼさないように
事前にとれた、なよしの新米!うま!
なすは田楽に。
今日のお昼ご飯。新米が主役です
みんな揃っていただきます。
新米のおにぎり!子供たちも握りました。

ご飯の後は、稲刈りが終わった後の田んぼで、運動会が行われました。
「もみがらいれ競争」と「台風の目」の二種目です。
2組に分かれ、もみがらをペットボトルに入れ、早く満タンにしたら勝ち。
小さい手の子供は難しいところもあったようですが、接戦でした。
もう一回やりたい!という声も。
大人も子供もまじって、運動場とは違った広い場所で遊べて、気持ちよかったです。
大人が万国旗を準備中…
無事にあがりました
刈り取ったあと。
もみがらを早くペットボトルにつめた方が勝ち。
旗をふって応援中!
むむむ、難しい…
カマキリ
がんばれがんばれ!
どっちが勝ったかな?
つぎは台風の目。
位置についてよーい…
女の子たちもがんばってました。
置いてかないでー
勝者の万歳!
宝は藁の下に…どこかな。
あっという間に見つかってしまいました
運動会の後は、津和野の名産である豆茶を煎る準備をしました。
豆茶とは、カワラケツメイという薬草を煎って煮出したお茶です。
津和野ではペットボトルで売られていたり、
豆茶アイス・豆茶ゼリー・豆茶のブラマンジェ等、いろいろな食べ方をされていたりと、
とっても身近なお茶。
煎るとほうじ茶のようないい香りがします。
お土産に貰った参加者の方々は喜んでいました。

終わった後は、サツマイモの草取り。
来月の収穫に向け、各家族で草を抜いていました。
煎るととっても香ばしい。
茎をはさみで切っていきます。
ちょきちょき。
草むしり、むしむし。
おまけ:気がついたら、こどもたち4人が藁と枝で秘密基地を作っていました。
安定性には若干欠けるものの、小窓がついていたりと、
ちょっとした工夫が施されていました。
落ちていた藁を持ってきました
みんなでポーズ☆
なよし農業小学校に4月から参加して、早くも5回目となりました。
一ヶ月ぶりに会うと、少しづつ幼さが抜けていく子供たちに会うことができます。

子供たち同士が仲良くなり、自然と自分たちで遊んだり、
年上の子が年下の子に教えてあげたりと、成長している様子がよく見えます。
スタッフの学生たちも子供たちと打ち解けてきて、
一人一人の個性がちゃんとわかるようになってきました。

次回は稲こぎとサツマイモ掘り、秋の里山でネイチャーゲームとのこと。楽しみです!


☆こちらもどうぞ☆
なよし農業小学校でいっしょに活動している県立山口大学ホームページにも活動の様子が掲載されています。
http://www.yamaguchi-pu.ac.jp/kagayaki/20120923.html

9月11日〜13日 地域おこし協力隊員研修@千葉 

こんにちはこんにちは石川です。
すっごく久しぶりのブログ更新!もっと更新しないとですね。

さて、今回は9月11日〜13日に千葉で行われた、
地域おこし協力隊員の研修についてご報告します。

<地域おこし協力隊とは?>
「地域おこし協力隊」とは、総務省が行っている事業。
都市圏の人間の「田舎に住みたい」「地域社会に貢献したい」といったニーズと、
過疎地の「人材不足」という問題を解決する手段として、
都市圏の人間に最高3年間給料を出し、各地域に送ります。
いまでは全国に約300名おり、定住率7割の総務省のヒット商品なんだとか。
(地域おこし協力隊員が主役のドラマ、『遅咲きのヒマワリ』 がスタートするそうで、
総務省の人もちょっと自慢げ。)

私たちIFJのメンバーは、町長付きという肩書きで、
ドラマのような地域おこし協力隊としての活動とは全く違いますが、
地域おこし協力隊の補助金によって津和野町に来ているため、
今回の千葉で行われた研修に参加しました。
市町村アカデミー@千葉県。久々の関東。
<研修内容について>
対象は、地域おこし協力隊員になってから1年未満で、約70名が参加。
就任2週間の人もいれば、私たちのように半年の方もいました。
男性が6割ほどで、20代後半〜40代前半が多かったように思います。
大学を卒業したばかりの方、ロシアで命をさらすような経験をした方、
オーストラリアで働いていた方など、いろいろな経歴を持つ方ばかりでした。

研修では講義とワークショップが行われ、
地域おこし協力隊員の役割について再認識しました。
ワークショップは班ごとにわかれて架空の地域を設定し、
地域課題に対して3年でどう対処するかを考えました。

たとえば、単にイベントを開けば解決!ではなく、
イベントを開くための課題もたくさん想定されます。
(長老がなかなかやりたがらなかったり、どうやって地域の人を巻き込んでいくのか…)
どんな一歩から始めるか、(おばあちゃんの漬け物をおいしい!っていうことなど)
小さな課題をたくさん想定するためのワークショップでした。
模造紙にストーリを書き込む
カードを引いて、架空の地域を想像
徐々に出来上がってきます
晩ご飯を食べて休憩!
最終日には各班がどういったストーリーを描いたのか、各班が発表しました。
石川が所属してた9班は座長が発表してくださいました。

福井の班は演劇風に発表してなかなかおもしろかったのですが、
石川もエキストラとして参加したため、残念ながら写真はありません…
翌日、座長による発表
9班のみなさま、ありがとうございました!
ワークショップは架空の地域でしたが、
現場で考えていく手法としても、参考になりそうな点がいくつかありました。
強みや弱み、人材を可視化して配置するのはよいなぁと思いました。


<各地の地域おこし協力隊員が抱える悩み>
ワークショップの中や、交流会で地域おこし協力隊員の方々と話すと、
みなさんが抱えている悩みは似通っていました。
自治体によっては、地域おこし協力隊を受け入れた目的が曖昧なため、
草刈りなどの地域の方の生活のニーズの高いものを優先的に行うことになり、
自分のやりたいことができない、スキルが活かされない、
と感じている人が多かったです。

IFJの4人は、役場の担当の宮内さん・東京の林さん・佐々木さんがいらっしゃるので、
同じような悩みは感じていないですね。
津和野において、
津和野の方に頼まれてできる範囲のことはやるし、無理なことは無理だと断っています。
自分たちのバランスを振り返るきっかけになりました。

<再考・地域おこし協力隊とは?>
地域に人を入り込ませるきっかけとして、
「地域おこし協力隊」という制度自体は良いと思います。
ただ、単なる「自分探し」の3年に終始してしまうのか、労働力となるのか、
3年後協力隊員はどうするのか、労働力としてあてにしていた自治体はどうするのか…
ただの一過性にならないために、
協力隊員・自治体双方をフォローする仕組みは必要だなぁと感じた研修でした。

今回の研修では各地の地域おこし協力隊とつながることができたので、
これからも情報交換をしていきたいと思います。